2013年11月28日木曜日

竣工しました。07

こんにちは。最近はすっかり寒くなってきましたね。打合せをしていると、もう来年のスケジュールになってきます。本当に一年早いなと感じてしまいます。また来年も同じことを感じてるんだろうなと思います。さて、今回は西東京市に完成した白を基調とした住宅です。打合せの時はまだ小さかったお子様も大きくなられて、我が子同様、子供の成長は早いな~と思いました。
違う角度から見た外観です。2Fリビングの勾配天井を生かしながら外観を整えてます。周囲の植栽も建物を引き立ててくれてますね。
こちらは玄関ホールです。奥に見えるのが窓を挟み込むように玄関収納があり、丸ニッチの右側はシューズインクローゼットになってます。
丸ニッチの感じです。可愛らしく出迎えてくれます。またこの壁は天井まで立ち上げず、圧迫を感じないように配慮しました。
2階LDKの様子です。南にとった大開口は高い位置にあるので、気持ちのいい光が入り込みます。また、この位置にはTV収納がくる予定です。家具は設置終わったころまたお伺いして見てみたいですね。
リビングに隣接した畳部屋です。和紙調に仕上げた押入れ建具が空間を引き締めてます。少しでも空間を広げるため押入れの床を上げました。当面はお子様がすやすやと寝る空間となるのでしょうか。
階段から続くリビングの無垢フローリングです。なんやかんや言ってもやはり無垢はいいですね。                             といったところで今回のご紹介を終わらせていただきます。次々と他現場も進行していますので、随時ご紹介していきます。

ちなみにこちらは現在杉並区で進行中の住宅です。電気配線の立会いの時の写真ですが今は木工事が完了してる段階にきてます。敷地が路地形状になってる奥に計画してて、面白い計画になってます。               それでは今回はこれで終了です。お付き合いありがとうございました。 

2013年10月31日木曜日

ご無沙汰してしまい申し訳ございません!!!

ブログのサボりを更新してしまいました(泣)。
喜ばしい悲鳴ですが、このところ打合せ、現場、申請等でドタバタしてます。
そこで今回は少し前に竣工した住宅をご紹介させていただきます。
東京都北区に建てられました。
白を基調とした可愛らしい外観です。





玄関・ホールです。床は大理石を張り、一体感を持たせています。オープン階段とし、できるだけ空間が繋がるようにしています。正面の木製のドアの向こうは建て主様のご職業上、造作の防音室になってます。

防音室内部です。
材質に関しては下地から綿密に決めて作りました。








2階の階段ホールです。
階段上部に設置した大きめのトップライトからの光は1階の玄関まで降り注ぎます。
奥にはキッチンとペントハウスに上がるための階段が見えます。空間の一体性は最後までこだわり抜いたことなので中途半端性がなく気持ちいい空間となってます。


キッチン、食器棚カウンターをオーダーで統一しました。
キッチン空間の壁の色に変化を持たせました。








リビングからキッチンと奥に階段室を見てます。キッチンの壁の色を変えた感じと、階段室の上部からはトップライトからの光で明るくなってるのがわかります。リビングはTV台を造作で作りました。勾配天井が空間を大きく見せてます。

リビングの勾配天井(板張り)と壁から連続した位置に計画したトップライト、リビングインの階段を上がって位置しているペントハウスを見ています。
空間が大きくなってるので、シーリングファンで空調管理するようにしました。












ペントハウスからリビングを見下ろしてます。
建物の中どこに居ても気持ちいいです。
多分、季節によってお気に入りの場所ができると思ってます。














ペントハウスから外に出ると360°のパノラマが広がるルーフバルコニーです。
・・・・・気持ちいい!!!


これで今回のブログは終了します。
次回はサボらないように更新したいと思います。

2013年5月24日金曜日

竣工しました。06


こんにちは。
いや~しばらく更新さぼってしまいました。
すっかり暖かくなってますね。
いけないと思いつつ、忙しさに甘えてしまいました。
今日は朝から更新するつもりで行動してました。

さて、今回の竣工は神奈川県相模原市
塗り壁と木ルーバーを基調にしてボックスに見せた住宅です。
外構はこれからですがきれいに仕上がったと思います。

逆から見た外観です。
廻りは古い家やマンションなどが立ち並んでいるので、ちょっとしたシンボルになってますかね~。
といっても奇抜ではなく、自然に溶け込んでるように感じました・・・狙い通りです。






キッチンからリビングを見てます。
白を基調とした明るい空間の中にあるリビングの上部は一層分の吹抜けになってますので、光が降り注いでいる感じが出てます。







リビングからキッチンを見た感じです。
アイランド型のキッチンなので、与えられた空間を最大限大きく見せてます。
キッチンに立つ奥様とリビングでくつろぐご主人様の会話が聞こえてきそうです。






吹抜け部分の手摺のディテールです。
お子様が落ちないように間隔を詰めながらも、透けてる感が出るように考えました。






リビングのTV台を下から覗き込むとこんな感じです。
どうしても脚を出したくないというお施主様の強いご希望により、スチールをハネ出させて木のカウンターを乗せたディテールです。
覗き込まなければカウンターが壁から出てるように見えます。



まだ着工前の打合せの時に作成した模型です。
イメージ通りだったかな?まだまだできたところはなかったかな?と振り返ってみたり・・・・。

以上で今回のブログは終了です。
・・・・次回はサボらないように更新したいと思ってますのでお楽しみにしていて下さい。

2013年3月26日火曜日

建物巡りvol.06山口蓬春記念館(旧山口蓬春邸)

 こんにちは、今回は仕事で逗子に行く用事があったので、行ってみたかった旧山口蓬春邸に行ってきました。駐車場が無いので神奈川県立美術館の駐車場に入れて小道を上がってくと2、3分で到着します。
 建物自体は昭和28年ころに、吉田五十八の設計で建てられましたが、平成に入って大江匡により一部増改築されました。このエントランスも増改築によるものです。新旧が喧嘩せず、溶け込んでいると思います。
当時のままの画室の外観です。造園との一体感があり、画室から外を全開口で見れる設計になってます。都心ではめったに計画できない贅沢な空間となってます。
 雨戸を閉めるための細工が壁にされてます。今は網戸自体が見なくなりましたね。
 旧画室で休憩中。「ピザみたいなテーブルだね」と言ってました・・・。
 当時のまま保存されてる画室です。・・・事務所がこんなだったらテンション上がりそう・・・。
 やはり最後は関係なく遊びになります。
近代美術館の脇を下って海岸にでれます。海自体が久しぶりだったのでテンション上がってました。


以上で、今回の建物巡りは終了です。
もう桜が満開ですね。たまには花見でも・・・。
なんて。

2013年2月24日日曜日

竣工しました。05

 東京の日野市に白を基調とした住宅が完成しました。外部からはさほどオープン感は出してないですが、内部には十分な光を取り込むように計画しました。
 いつものことですが、お子様がいらっしゃるご家庭の場合で玄関から道路までのアプローチが近い場合は、オープン玄関とせずにクランクさせることにより、お子様の安全性は確実に良くなります。誰が言い出したかわかりませんが、”玄関は家の顔”ではないですから・・・。
 キッチンスペースです。シンクとコンロを分けたアイランド型です。リビング・ダイニングを見渡す位置に計画され、リビングに差し込む光が忙しい家事の時間をゆったりした時間に変えてくれそうです。賛否両論ある形ですが、住まわれる方が気持ちよく満足していただければいいと思いますので、それぞれの家庭でそれぞれの形があって良いと思います。
私はこういうの好きです。
 キッチンからリビングを見てます。
・・・・気持ちいいです。
ダイニングからリビング+ロフトを見てます。
バルコニーの床はデッキを張り、リビングからフラットで出れるようにしました。フロアレベルをそろえることにより、外部もリビングの一部としてより広く感じることができます。
構造設計の段階でひと工夫してます。













バルコニーへ出るとプライベート感を出すため、腰壁の高さを通常より高くしてますが空は抜けてるので自分たちだけの空の空間を楽しめます。このままねっころがったら寝てしまいそう。


以上で今回の完成住宅のご紹介を終わらせていただきます。次回も楽しみにしていて下さい。

2013年1月14日月曜日

建物巡りvol.05 上野

新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
お正月休みを利用してディズニーランドに
行ってきました。
十数年ぶりにエレクトリカルパレードまで
楽しみました。
子供の成長と共に、ここまで惹きつける
この夢の国はすごいと思います。

夕景のシンデレラ城です。
こういう美しさを見てしまうと、大人でさえも
惹きつけられる理由がわかる気がします。
照明の使い方、シルエットの見せ方など、
子供のように楽しんだのと同時に、勉強にも
なりました。
・・・しかし、この時間くらいになると足が
ギブスをしてるみたいに!!!
足の疲れが取れてないまま、次の日は美術館、博物館の宝庫でもある上野に行ってきました。
こちらは数寄屋建築の巨匠、吉田五十八の設計である日本芸術院会館で1958年に建てられました。
今はありませんが、歌舞伎座や吉田茂元内閣総理大臣の住宅を手がけた方です。水平に延びる外観は今なお美しいのですが中には入れないので、休日の人通りの中、
ここで足を止めてるのは我が家だけ???
こちらは前川國男の設計である東京文化会館です。コルビュジエの弟子の一人で、1961年に建てられました。建物の高さは西洋美術館に合わせて建てられているので、ダイナミックではありますが美しくもあり、師であるコルビュジエの西洋美術館を見てるような気がして、少しホロッとしてきます・・・・私だけ??横浜の日野にある中央図書館や桜木町にある県立図書館、婦人会館、青少年会館など
横浜にもゆかりがありました。


言わずと知れた西洋美術館で1959年に
建てられました。いつ見ても美しいと思いますが、彼の建築構想の1つであるピロティは改築のときにロビーを広げる為半分になってしまいました。その為、せっかくのコルビュジエ感が薄れてしまってるのは残念です。また、オジナル設計だと外部から取り込んだ自然光で絵画の変化を楽しむようになってますが、絵が日焼けしてしまう等の理由でコンセプトは残しながら、照明で代用してます。それ以外の天井の高低のつけ方や、緩やかなスロープなど、ここ日本で彼の作品に触れられて、すごく幸せな気分でした。

・・・・とここで、もう少し回ろうと思ってたのですが、足が前に進まず断念。
この写真は何年か前に行った時のものです。
谷口吉生が設計した法隆寺宝物館で、時代はぐっと近くなり1999年に建てられました。水に佇むように建てられています。その水付近に小さく写ってるのが数年前の我が子達です。このころはまだ手をつないで歩いたりしてかわいかった。今はつないでくれない。。。

まだまだ魅力ある建物があるのですが、
この辺で終了します。
何か今回はうんちくが多かったですね。すみません。。。
ここまで読んでいただきありがとうございまた。