2015年1月5日月曜日

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。
手がけた作品を中心に、個人的に足を運んで楽しかった場所や出来事を書いていこうとおもいますので、本年も宜しくお願いいたします。

 2015最初の作品紹介は、昨年完成した住宅です。
世田谷区に位置し、旗竿敷地(手前は車1台分の通路があり、
奥に敷地が広がってる形状)のため、いかに美しく主張していくかを考えて計画しました。また、通路部分は自分の家に帰ってきたときの専用の道、レッドカーペットになるわけですから、通路だからといって決して手抜きはできず、かえって重要な要素となってくると考えてます。

今回は見えてくる部分を壁と窓でシンメトリーに計画してみました。

木造(ツーバイフォー工法)3階建てで、約27坪の住宅です。
 1階は玄関で、その上に見える窓は洗面室、更に上の窓は
法令で義務づけられている非常進入口用のものです。
義務づけられているものを義務として見せるのではなく、建物のコンセプトの中に溶け込ませています。

今回の進入口のように建築を建てる上でのルールは数多くございますが、世の中の建物を見ていくと、それらを「必要なものだからしかたないでしょ」と建てられたものと、それぞれの建築家が考え抜いて建てられたものと分かれてきますが、私は常に後者の考え方を捨てずに、考える努力をしていこうと思います。
計画当初のスケッチの一部です。
シンメトリーを意識した外観と1~3階まで一体とした断面計画です。
それでは内部に入っていきます。
玄関を抜けると1~3階まで一体とした空間が広がってきます。
東、南、西側は住宅に囲まれているため、隣家の広大な庭に植えられた桜を借景とした北側をメインとした建物です。
北側=暗いという一般常識を覆すかのように
明るく気持ちがいいです。
ある一定の条件を満たせばここまでできます。
もちろん、吹き抜けてますので、空調等も計画されてます。
8この窓からは桜が覗き込んでいるかのように見えてきます。キッチンに立つと正面にこの景色が見えてくるので、シーズンになると気持ちいいでしょうね!!
2階ホールからの眺めです。
2つのトップライトからは1階まで柔らかい光を落としてくれています。
奥は寝室です。
寝室から北側を見てます。
トップライトとリビングの8この窓が見えます。
2階の洗面室です。造作のカウンター兼脱衣所を通って造作の洗面があり、その奥に外観写真の時コメントした窓が見えてきます。
最後に、3階から見た下階の様子です。
ちなみに、梁が凹んでる部分にはプロジェクターが設置され、スクリーン鑑賞できるように設計しました。お施主様の強いご要望の一つでもありました。


以上で今回のご紹介は終了いたします。
現在、家族内で行きたいところを模索中です。
良いところだったらご紹介していきたいと思いますので今後共、宜しくお願いいたします。