2015年2月11日水曜日

久々の前川國男邸

こんにちは!!
今回は雨の降る日曜日にでかけた、小金井市にある「江戸東京たてもの園」に家族で行ってきました。雨に滴る建築家の故前川國男自邸が見たかったのがきっかけでした。
駐車場は小金井公園内の一番奥に駐めると近いです。写真の奥が入口の建物で手前にはお店が出てました。京都のこしあん饅頭おいしかった!!別の店では肉まん。横浜中華街のように大きくておいしかったですよ。

で、行ってみたら雨なのに意外と人が多い。
偶然、「ジプリの立体建造物展」がやってました。今まであまり気にしてなかったのですが、ジプリ映画と建物の関係が深かったことに気づかされました。建築家の藤森照信氏との親交もあるらしく、興味深く見させて頂きました。
千と千尋の神隠しに出てくるお屋敷の模型や、スケッチなど、とても楽しかったです。3月15日まで開催されてるので、興味ある方は是非。ちなみにジプリの森からも近いので、合わせて来られてもいいかも。
展覧会を後にして外にでると、3ゾーンに分かれてるので、お昼だったこともありまずは東ゾーンに行きました。江戸、明治、大正、昭和の建物が建ち並んでます。酒屋、薬屋、銭湯、旅館など、いろいろ覗けて楽しかったです。






その一角にあるこの建物でお昼のうどんを食べることにしました。
「武蔵野うどん」を券売機で購入して待つこと10分くらい。シンプルですが、つゆと麺の相性が抜群ですごく美味しかったです。値段も高くないので是非!!
お腹がいっぱいになったので、今日の目的でもあった前川國男自邸に行きました。
思ったとおり雨に打たれてる姿も美しかったです。中央の吹抜けになってるリビングを中心に、左の書斎と右の女中室からなるシンメトリーのデザインです。
この建物、昭和17年に品川に建てられたものですが、今見ても美しくもあり堂々とも感じるものがありますね。

玄関を上がりリビングへ入るドアです。大人が手を広げたくらいの幅のドアですが、すごくスムーズに開閉できます。

リビングから入口のドアを見てます。

リビングの吹抜け空間です。
格子で構成された窓が、印象的です。
この日は雨だったため日差しは弱いですが、それでも外からの光が格子の間から入ってくる様子が見られました。
光と影の演出も素晴らしいと感じました。

今で言うところの、リビング階段と2Fホールを支える天井部分を見てます。
この天井は外から繋がってる為、雨対策上斜めに施工されてます。
もう一度言いますが、この建物、昭和17年に建てられたものです。何でもかんでも安く建てる現代、おそらく前川氏は頭を抱えてしまってるのではないでしょうか?

外と中が繋がってる様子です。

「なかなかいい家だね」と次男。
名建築の内部を体感できる機会もそう無いので、まあ良しとしましょう。

前川國男の表札の前にて。

今回のブログはこれで終了です。
突発的でしたが、結構楽しめた一日でした。